各種産業ガス(酸素、窒素、アルゴン)のつくられ方をお話しします

安全操業、環境への配慮を十分にしています
街や人と共生することに大きな努力をしています
工場から有害廃棄物質は出さない努力をしています

各種ガスはあらゆる産業や家庭のお役に立っていますが、そのつくられ方はあまり一般的に知られていません。どこで、どのようにしてつくられているのか、これからご案内していきたいと思います。

ガスの製造工場は、主に工業団地やコンビナート地区に立地していますが、住宅地や商業地区に隣接している場合もあります。特にガスを容器に詰めるための工場は、割合と身近にあります。住民の方にとっては、ガスの工場では何をどのような方法でつくっているのか分からなくて少し不安を持つことがあるでしょうが、どの工場でも安全な操業を心がけ、事故を起こさないように十分な対策をとるとともに、騒音、光、有害廃棄物、異臭などが出ないように日頃から努力を積み重ねています。

また、工場に出入りするトラックなどの車両についても、住民の方に迷惑がかからないように配慮しています。深夜、早朝の車両の出入りをできるだけ少なくし、長時間駐車によるエンジン音や排気ガスの被害が出ないように気をつけています。お役に立つガスを安定供給することはもちろんのこと、安全面等についても、さまざまな対策がとられているのです。

そして、近年は地球環境の問題がクローズアップされていますが、ガスの工場でも特に力を入れて取り組みを続けています。

大きなテーマとしては、エネルギーの節約があります。電力をたくさん使うことは、石油などを大量に輸入し、消費することにより地球温暖化に影響を与えることにつながります。そこで、研究を重ねて電力の消費量を少なくすることを実現し続けています。同じ量のガスを製造するための電力は確実に減少しているのです。

また、特定フロンの使用を止め、ほかの安全な物質を採用しています。フロン問題は地球環境について主要なテーマの一つですが、ガスの工場では早くからフロン対策を進めてきています。そして、フロンに限らず温暖化に影響を与えるガスの使用を減らすとともに、大気にそのまま排出しないようにも努力をしています。例えば、半導体製造工場で使われているガスは排ガス処理装置で安全処理してから、排出しています。その過程では、実はガス製造会社が大きな役割を果たしているのです。つまりガス製造会社は、自ら製造したガスの安全な最終処理までを責任をもって担当することがこれからの時代の当然の責務と考えているのです。

さあ、これからガスごとに、つくられ方をQ&A方式で説明いたしましょう。