2022.11.07
在宅酸素療法では酸素濃縮装置、液化酸素及び酸素ボンベを使用し、酸素ガスを吸入するため、取扱説明書や添付文書において 支燃性ガスである酸素ガスと火気を近づけてはならない旨が記載されております。
しかし、在宅酸素療法中での火災事故により被害に遭われる患者様が毎年おられ、平成15(2003)年度から2022年度上半期まで 一般社団法人日本産業・医療ガス協会(JIMGA)が確認している火災事故データでは、89件の死亡、6件の重傷となっています。 主な火災原因は、喫煙、台所での火気使用、線香、仏壇でのろうそく他、漏電、不明となっています。
JIMGA在宅酸素部会ではこのような火災事故をなんとしても撲滅するためのキャンペーンとして「在宅酸素火災予防キャンペーン」を 4年前から展開しています。
今年は、日本医療ガス学会殿、呼吸器財団の後援を得てキャンペーンを行っており、活動の一環として火災予防を テーマとした標語を在宅酸素部会特別部会会員会社より募集しました。
先般、第三者による選考委員会において厳正な選考を行いポスター掲載の標語1点 以下の通りに決定しました。
【在宅酸素火災予防キャンペーン】
◎2022年度選出標語
「油断は禁物 小さな火 酸素があると 大きな火」
右記の通り、今回選出された標語が掲載した「火災予防キャンペーン」ポスターを作成しました。
ポスターA4版ダウンロードはこちらになります。
会員・非会員関係なく無料でダウンロードできますので、在宅酸素療法における事故防止の為に、医療従事者や在宅酸素事業者、患者やそのご家族に、ぜひ配布ください。
在宅酸素療法を実施している患者宅における火災事故がなくなり、患者お一人お一人が安心して安全にご使用いただける様、お役立てください。
----本件に関するお問い合わせはこちら------
日本産業・医療ガス協会 技術・保安G 在宅酸素部会
hot@jimga.or.jp
極力Emailでのお問い合わせにご協力ください。
03-6403-1872