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「在宅酸素火災予防キャンペーン」2023年度火災予防標語決定

2023.11.27

 在宅酸素療法では酸素濃縮装置、液化酸素及び酸素ボンベを使用し、酸素ガスを吸入するため、取扱説明書や添付文書において支燃性ガスである酸素ガスと火気を近づけてはならない旨が記載されております。 
 しかし、火災事故により被害に遭われる患者様が毎年おられ、平成15(2003)年度から2023年度上半期まで一般社団法人日本産業・医療ガス協会(JIMGA)が確認している火災事故データでは、94件の死亡、 8 件の重傷となっています。火災原因の37%が喫煙、16%が台所等での火気使用、線香、仏壇でのろうそく他、 8 %が漏電、不明が40%となっています。
 JIMGA在宅酸素部会ではこのような火災事故をなんとしても撲滅するためのキャンペーンとして「在宅酸素火災予防キャンペーン」を 5 年前から展開しています。
 今年は、厚生労働省、総務省消防庁、日本医療ガス学会、日本呼吸器財団のご後援を得てキャンペーンを行っており、活動の一環として火災予防をテーマとした標語を在宅酸素部会委員から募集したところ多数のご応募をいただきました。
 先般、第三者による選考委員会において厳正な選考を行い、最優秀応募作品・会社が決定しました。

【在宅酸素火災予防キャンペーン】
 ◎2023年度選出標語   
「NOタバコ リスクをなくして NO火災」
 大陽日酸株式会社
 

右記の通り、今回選出された最優秀応募作品が掲載された「火災予防キャンペーン」ポスターを作成しました。

ポスターA4版ダウンロードはこちらになります。
 会員・非会員関係なく無料でダウンロードできますので、
在宅酸素療法における事故防止の為に、医療従事者や在宅酸素事業者、患者やそのご家族に、ぜひ配布ください。
  
酸素濃縮装置等を使用中の患者が、喫煙等が原因と考えられる火災により死亡するなどの事故を撲滅し、患者お一人お一人が安心して安全にご使用いただける様、改めて注意喚起をお願いいたします。                                            

----本件に関するお問い合わせはこちら------
日本産業・医療ガス協会 技術・保安G 在宅酸素部会
hot@jimga.or.jp
極力Emailでのお問い合わせにご協力ください。
03-6403-1872