注意喚起

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報第3号(気象庁)

2020.06.30

令和2年6月30日05時15分 気象庁予報部発表

 発達中の低気圧や前線の影響で西日本や東日本では7月1日にかけて大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  低気圧が朝鮮半島付近にあり、低気圧から温暖前線が西日本にのびています。この前線は30日に西日本から東日本を通過後、7月1日には北日本まで北上し、寒冷前線は1日にかけて西日本から東日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となる見込みです。

 西日本では所々で激しい雨が降っており、特に九州では非常に激しい雨が降り大雨となっている所があります。西日本から東日本では1日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。1日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

  東海地方 300ミリ
  近畿地方、四国地方 250ミリ
  関東甲信地方 220ミリ
  九州南部 200ミリ
  九州北部地方 150ミリ
  北陸地方 120ミリ
  中国地方 80ミリ
その後、2日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  東海地方    200から300ミリ
  関東甲信地方  100から150ミリ
の見込みです。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。