二酸化炭素の性質は、微弱な酸性臭と酸味をいくらかおびた無色の気体であって、
空気に比べて重く、普通に取扱われている気体の中では、
液体化、そして固体化しやすいもののひとつです。

炭酸ガスを運ぶ手段としては、大別して、トラック輸送と、ローリーによる輸送などがあります。
高圧ガスの輸送・貯蔵に関しては、高圧ガス保安法・道路交通法などの法規則を厳守しなければなりません。

産業ガスの運ばれ方」「液化ガスローリーの構造」「環境への配慮」「保安(安全)への対応」参照

容器供給(トラック輸送)

  • 高圧ガス保安法では、「容器とは、高圧ガスを充填するもので、地盤面に対して移動できるものをいう」と定められています
  • 中・少量の供給方式で、容器の内容量には主に下記の種類があります。

(イ)LGC 160kg・450kg・800kg
(ロ)中型容器 20kg・30kg・45kg
(ハ)小型容器 2kg・5kg・7kg・10kg

容器内圧

  • 容器の中の圧力は温度によって比例しますが、法令の規定通り内容積1.34リットルに付1kg充填した場合、15℃の時は内容積の90%が液体で圧力は5MPaです。
  • 臨界温度の31.3℃を超えると全部ガス状の炭酸ガスとなり、さらに温度が上がって47℃になりますと、15.7MPaになり安全板が破裂します。
  • 容器は直射日光をさけ、風通しの良い場所に保管してください。

ローリーによる供給

  • 容器の中の圧力は温度によって比例しますが、法令の規定通り内容積1.34リットルに付1kg充填した場合、15℃の時は内容積の90%が液体で圧力は5MPaです。
  • 臨界温度の31.3℃を超えると全部ガス状の炭酸ガスとなり、さらに温度が上がって47℃になりますと、15.7MPaになり安全板が破裂します。
  • 容器は直射日光をさけ、風通しの良い場所に保管してください。

充填作業

  • 高圧ガス保安法に基づいた作業手順にて行う。
  • 所定の位置に停車し、サイドブレーキを確認、車輌に車止めをはさむ。
  • 付近から見やすいように「高圧ガス充填中」の警戒標を掲げる。
  • 貯槽およびローリーの圧力・液量等を点検し、異状の有無を確認する。

応急処置

高濃度の炭酸ガスを吸入した場合 

  • 応急措置をする者は、換気を行い、必要に応じて空気呼吸器等、保護具を着用して被害者を直ちに空気の新鮮な場所に移し、身体を温め安静に保つ。
  • 意識を失っている場合は、衣服をゆるめ呼吸気道を確保して人工呼吸を行い、速やかに医師の治療を受けてください。

皮膚に付着した場合 

  • 凍傷が軽い場合、局所の摩擦だけでよいが、重い場合には擦らないで微温湯で加温し、ガーゼ等で軽く包み、速やかに医師の治療を受けてください。

目に入った場合 

  • 清水で洗い、速やかに医師の治療を受けてください。

漏出時の措置

  • 漏洩箇所および付近から速やかに避難し、関係者以外の立ち入りを禁止して、十分に換気を行う。
  • 炭酸ガス(二酸化炭素)は空気より重く(空気の1.5倍)、低い場所に滞留し、高濃度になりやすい。
  • 漏洩箇所が修理可能な場合には保護具、空気呼吸器を着用の上修理を行ってください。